Facebook詐欺のよくある手口8選|被害を防ぐ対策とは
Facebookで怪しい相手から連絡が届き、詐欺ではないかと疑っているのではないでしょうか。
Facebookから受けるさまざまな勧誘は、詐欺の可能性があります。
本記事では、Facebookでよくある詐欺の手口を紹介します。詐欺師が頻繁に使う手口とともに、被害に遭わないための対策も確認してください。
Facebook詐欺のよくある手口
Facebook詐欺の代表的な手口は、以下の8点です。
- フィッシング詐欺
- 恋愛詐欺
- 投資詐欺
- ショッピング詐欺
- 宝くじ・プレゼント詐欺
- 融資保証金詐欺
- チャリティー詐欺
- なりすまし詐欺
詐欺の手口を理解し、Facebookを利用する際は、特徴に当てはまるメッセージを送ってくる人物との連絡は控えましょう。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、Facebookを利用してターゲットを騙す代表的な手口の1つです。
ターゲットを偽サイトに誘導し、クレジットカードや、キャッシュカードの暗証番号を入力させて個人情報を抜き取ります。偽サイトは大手企業のホームページに似せて作られているため、見ただけでは偽物かどうか判断が困難です。
サイトに情報を入力した時点では、ターゲットのお金は奪われていないため、詐欺に遭ったと認識できません。騙されたと気付くときは、クレジットカードが不正利用されたあとのケースが多く、返金対応が難しくなる可能性があります。
恋愛詐欺
Facebookのよくある詐欺の1つは、恋愛感情に訴えかける手口です。
詐欺師は、ターゲットに恋愛感情を抱かせたあと、お金を奪い取ります。詐欺師は、「お金に困っている」「すぐに返すから貸してほしい」という表現をよく使用するため、注意してください。
詐欺師は、プロフィールの写真を美男美女に設定している場合が多く、医者や弁護士などの高所得な職業を名乗っています。ターゲットは、相手が安定した職業である点を信用し、お金を渡すケースがあります。
詐欺師は、日本人をかたった外国人のケースもあるため、言葉遣いに違和感を覚えたときは、詐欺の可能性を疑いましょう。
投資詐欺
投資詐欺は、Facebookでよく被害に遭う手口の1つです。Facebook上で著名人の名前をかたって投資に関する偽の広告を投稿し、興味をもったターゲットを騙す仕組みです。
ターゲットは著名人を名乗ったLINEに友達登録を促され、グループチャットに招待されます。グループチャットのなかでは、先生と呼ばれる人物を中心に投資の話が議論されており、内容を信じたターゲットがお金を出してしまうケースがあります。
グループチャットで紹介された投資アプリに入金したあと、利益の引き出しを拒否され、手数料として追加でお金を奪われた被害者もいました。
投資話で「決して損はしない」「多く利益が出る」と勧誘された場合は、詐欺を疑ってください。
ショッピング詐欺
ショッピング詐欺は、Facebookで商品を販売しているように見せかけてお金を奪う手口の1つです。
詐欺師はFacebook上で、「セール中」「半額」と投稿し、ターゲットを商品販売ページに誘導します。ターゲットは普段どおり買い物してカード決済しますが、販売ページは偽物で、注文した商品は届きません。
購入時に入力した個人情報を悪用して、クレジットカードを不正利用されるリスクもあります。
ネット上の買い物に抵抗がない方が増えていることから、ショッピング詐欺は騙されやすい手口であり、注意が必要です。
宝くじ・プレゼント詐欺
宝くじ・プレゼント詐欺は、Facebookを悪用して個人情報を騙し取る手口の1つです。
詐欺師はFacebookで、「宝くじが当たった」「プレゼントに当選した」とターゲットにメッセージを送ります。「景品を送るため」と言ってサイトへの入力を促し、個人情報を奪い取ったあと、プレゼントは送りません。
有名企業や、人気歌手の名をかたって詐欺師がプレゼント企画を投稿しているケースもあります。
個人情報を入力してしまうと、詐欺師に悪用されるリスクがあり、危険です。応募していない宝くじやプレゼントの当選案内は、詐欺の可能性が高いため無視してください。
融資保証金詐欺
Facebookを悪用したよくある手口の1つは、融資保証金詐欺です。
詐欺師は実在する金融機関を装い、低い金利で融資を受けられるとFacebookに投稿します。融資を受けたいターゲットに、保証金をはじめとした費用を請求してお金を奪います。
正規の金融機関は、返済能力が不明な方にSNS上で融資を持ちかけることはありません。
詐欺師は不特定多数のターゲットに融資をすすめるメッセージを送り、騙せる相手を見極めています。Facebook上で融資の話を持ちかけられた場合は、詐欺を疑い、やり取りを避けてください。
チャリティー詐欺
Facebook詐欺で頻繁にある手口は、チャリティーを悪用してお金を奪うことです。
チャリティー詐欺は、偽の慈善活動を装ったり、自然災害や事故などをかたったりして寄付を募ります。助けが必要な方を支援したいという気持ちに付け入り、お金を騙し取ります。
偽の慈善団体は、現金の送金やギフトカードでの支払いを求めてくる点が特徴です。個人情報や、決済の明細を求められるケースも詐欺の可能性を疑ってください。
Facebookでは正規の慈善団体も活動しているため、本物かどうかの判断する際は、インターネットでホームページを確認して見極めましょう。
なりすまし詐欺
なりすまし詐欺も、Facebookを悪用したよくある手口の1つです。
Facebookの個人情報を複製し、コピーアカウントで友人や家族に近づきお金を要求します。
企業になりすまして、偽のサイトに誘導し、個人情報を抜き取る手口もあるため、注意してください。
対策として、自身の名前をFacebookで検索し、同じアカウントがないか確認することをおすすめします。企業のなりすましは、ロゴをコピーして使っている点から判断が難しいですが、認証マークの有無やフォロワー数で本物かどうかを判別しましょう。
Facebook詐欺を防ぐ対策
Facebook詐欺を防ぐ対策は、以下の4点です。
- オンラインセキュリティを強化する
- 不審なリンクをクリックしない
- 知らない人物からの連絡は無視する
- 個人情報・金銭提示の要求に応じない
対策方法は詐欺から身を守る有効な手段です。詐欺の手口は巧妙化しているため、対策を把握し、Facebook詐欺を防ぎましょう。
オンラインセキュリティを強化する
Facebook詐欺の被害を防ぐために、オンラインのセキュリティ強化は重要です。
他者からのログインを阻止する方法として、2段階認証の導入がおすすめです。2段階認証は、未承認のデバイスからアクセスがあった際、パスワードとSMSに届くパスコードの入力を必要とし、他者からはログインできません。
複数のサイトのパスワードを一緒にしていると、情報が漏れた際、ほかのSNSでもアカウントが乗っ取られてしまう可能性があります。同じパスワードのほかサイトでの利用は控えましょう。
不審なリンクをクリックしない
Facebookの不審なリンクは、詐欺の可能性があるためクリックしないでください。
詐欺師はリンクにアクセスさせて、お金を騙し取ったり、個人情報を搾取したりしようと目論んでいます。注意すべきリンクは、Facebookを名乗るメールやメッセージに添付された内容です。
クリックしてしまったときは、画面の指示に従った個人情報の入力は避けましょう。
詐欺の手口は巧妙であり、怪しいかどうかの判別は困難です。URLを別で検索して、本物のサイトかどうかを確かめることをおすすめします。
知らない人物からの連絡は無視する
Facebookで、知らない人から連絡が来ても無視してください。
Facebookでプロフィール写真が美男美女の人物からの友達申請は、詐欺の可能性が高い傾向にあります。詐欺師がターゲットの興味を引くために、弁護士や医者などの職業をプロフィールに記載しているケースもあり、注意が必要です。
知らない人物からURLが添付されたメッセージが届いた場合も詐欺サイトに飛ばされるリスクがあります。
怪しい人物からの連絡は詐欺の可能性を疑い、無視しましょう。
個人情報・金銭提示の要求に応じない
Facebookで個人情報や金銭の提示を要求された場合、応じないでください。
個人情報や金銭の提示に応じてしまうと、詐欺師に悪用されるリスクがあります。
Facebookでの儲け話には注意が必要です。詐欺師は、「資産運用を代行する」「少額で儲かる」などさまざまな文言で金銭や個人情報を要求します。しかし、お金を払い、個人情報を渡した途端に連絡が取れなくなることがほとんどです。
相手が知り合いであっても、Facebook上で金銭や個人情報を要求することは不自然です。ほかの手段で連絡を取り、本人かどうかを確認してください。
怪しいと感じたらFacebookに通報する
Facebookでのやり取りに怪しい点があり、詐欺が疑われる場合は、運営に通報してください。
運営に通報すると相手への警告や、アカウントを停止する対応を行なってもらえるケースがあります。
Facebookでは、以下の投稿は禁止されています。
- 他者を欺いて個人的利益を生み出す
- 第三者の損失である個人的利益を不正に生み出す
- 窃取された情報・商品・サービスを紹介する
禁止行為に当てはまる不審な投稿は、詐欺の被害拡大を防ぐために、すみやかに通報しましょう。
Facebook詐欺に関する相談は当事務所へ
Facebook詐欺に関する相談は、当事務所をご利用ください。
詐欺の手口は高度化しているため、不審点があるときは、法の専門家である弁護士への相談がおすすめです。
当事務所は、Facebookを悪用した詐欺の対応実績が豊富な弁護士が、被害回復に向けた解決策をご提案します。
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