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X(旧Twitter)詐欺の返金方法6選|代表的な手口に注意

X(旧Twitter)詐欺の被害に遭い、返金方法に悩んでいるのではないでしょうか。

X詐欺のさまざまな手口には注意が必要ですが、返金を受ける方法もあります。

本記事では、X詐欺被害に遭った場合の返金方法と、代表的な手口を紹介します。返金を受ける方法を把握し、被害解決に向けて行動してください。

 

X(旧Twitter)詐欺の代表的な手口

X(旧Twitter)詐欺の代表的な手口

X(旧Twitter)詐欺の代表的な手口は、以下のとおりです。

  • PayPay倍増詐欺
  • お金配り詐欺
  • チケット詐欺
  • フィッシング詐欺
  • ネットショッピング詐欺
  • 商品購入代行詐欺

代表的な手口を把握すると、被害拡大を避けられます。Xを利用する際は、相手に当てはまる点がないか確認しましょう。

 

PayPay倍増詐欺

X詐欺の代表的な手口の1つは、PayPay倍増詐欺です。

PayPay倍増詐欺は、Xに「送金額の倍額を返金します」と投稿し、ターゲットからお金をだまし取る手口です。送金した場合、返金は受けられず、詐欺師との連絡も途絶えるケースが多くあります。

詐欺師はXに、PayPayで倍額返金を受けたほかのユーザーとのやり取りや、証拠写真を投稿します。しかし、投稿内容を偽っている可能性があるため注意が必要です。少額であれば倍増して返金される場合もありますが、高額なお金を渡すと連絡が途絶え、逃げられてしまいます。

「PayPayの送金でお金を増やせる」と誘われても、詐欺の可能性を疑い、やり取りはしないでください。

 

お金配り詐欺

お金配り詐欺は、Xを使った詐欺の代表的な手口の1つです。

お金配り詐欺は、2名のターゲットが別々にだまされる特徴があります。手口の流れは、以下のとおりです。

  1. Xでお金配りを告知する
  2. 応募したターゲットAに口座番号を聞く
  3. ターゲットBをだまし、Aの口座にお金を振り込ませる
  4. Aに「振込ミスをした」と伝え、差額の返金を依頼する
  5. Aに手渡しの返金を依頼し、手数料として現金の一部を渡す

被害者は詐欺師にお金を奪われるだけではなく、知らない間に運び屋をさせられてしまう危険があります。お金配りをアピールするポストは、リスクが高いため無視してください。

 

チケット詐欺

X詐欺の代表的な手口に、チケット詐欺があります。
 
「アイドルや歌手のイベントチケットを販売する」と謳って、お金をだまし取る点が特徴です。

詐欺師はXで「チケットを譲る」と投稿し、欲しい方に先払いを要求します。代金を受け取ったあと、相手をブロックし、行方をくらまします。現地でチケットを受け取る約束にしてしまうと、会場までの交通費や時間を無駄にする可能性がある点が詐欺の怖さです。

チケットの転売は禁止されていることが多いため、Xのチケットを譲る内容の投稿は信用しないでください。

 

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、X詐欺の代表的な手口です。

偽サイトに誘導し、ターゲットのメールアドレスやパスワードなどの情報を抜き取ります。

詐欺師は、Xの名前をかたってDMを送り、偽サイトに誘導します。サイトが表示されたあとの必要事項の入力は、詐欺師に個人情報が抜き取られる可能性があり、危険です。

アドレスやパスワード、カード情報が漏れてしまうと、SNSアカウントが乗っ取られたり、不正使用されたりするリスクがあります。

フィッシング詐欺の被害を避けるために、届いたアドレスやアカウントが正規のものかどうかを確認しましょう。

 

ネットショッピング詐欺

ネットショッピング詐欺も、Xでだます代表的な手口のひとつです。 

Xからネットショップで商品を購入しても、注文品は届かず、お金を奪われてしまうケースがあり危険です。

「欠品しているから、キャッシュレス決済で返金する」と詐欺師から連絡が届く場合があります。しかし、返金に応じて指示どおりにキャッシュレス決済アプリを操作してしまうと、追加でお金を奪われるリスクがあるため、注意してください。

商品代が安く、支払いは振込しか対応していないというネットショッピング詐欺の特徴がある際は、取引相手を信用せずに警戒しましょう。

 

商品購入代行詐欺

Xでの詐欺に、商品購入代行詐欺という手口もあります。
 
商品購入代行詐欺は、費用を払ったあとに音信不通となるケースと、クレジットカードの不正利用を促される危険があります。

Xでの個人間取引は、身元や顔がわからない相手とのやり取りが必要で、リスクがともないます。相手の身元確認は難しく、商品の受け渡しは対面で行うことや、お金のやり取りを先払いしないなどの対策が必要です。

商品購入を代行する場合、詐欺師からカードを受け取ったのちに、買う品物を指示されます。しかし、詐欺師から受け取ったカードは盗品の可能性があり、勝手に使用すると罪に問われます。

Xから商品購入代行の依頼がある際は、相手が詐欺師である可能性を考慮し、利用を避けることをおすすめします。

 

X(旧Twitter)詐欺の返金を受ける方法

X(旧Twitter)詐欺の返金を受ける方法

X詐欺の返金を受ける方法は、以下のとおりです。

  • 証拠を集める
  • 詐欺師と直接交渉する
  • 消費生活センターに相談する
  • 金融機関へ連絡する
  • 警察に被害届を提出する
  • 弁護士に相談する

詐欺に遭ったと気づいた際は、返金方法を参考に、すみやかに行動してください。

 

証拠を集める

Xで詐欺に遭った際に返金を受ける方法として、証拠集めが重要です。

詐欺師は金銭を奪ったのち、Xのアカウントや関連する情報を削除し、行方をくらますケースがあります。以下の詐欺師に関する情報を集めて、保存しておくことをおすすめします。

  • アカウント情報や氏名、連絡先
  • 振込先の情報
  • 相手とのやり取り
  • 通帳や送金履歴など被害金額のわかる書類

詐欺師がアカウントを削除する前に、相手とのやり取りやプロフィールをスクリーンショットで撮影してください。犯人の特定につながるため、証拠は詳細に集めましょう。

 

詐欺師と直接交渉する

X詐欺で返金を受ける方法の1つに、詐欺師と直接交渉することがあります。

被害者が詐欺師に直接返金交渉をしても、応じてくれるケースは多くありません。しかし、返金要求に対応してくれなかったという事実が重要であるため、証拠が残せる方法で交渉しましょう。

証拠を残す際はやり取りのスクリーンショットや、録音が効果的です。詐欺師との交渉過程で証拠が消されてしまったり、改ざんされたりすることもあります。交渉する際は、感情的にならず、冷静に対応してください。

 

消費生活センターに相談する

X詐欺で返金を受けるためには、消費生活センターに相談することも方法の1つです。

消費生活センターは、地方公共団体が設置する行政機関です。消費者と事業者間のトラブルについて、専門の相談員が話を聞き、アドバイスします。

必要に応じて詐欺師へ返金請求しますが、消費生活センターには法的拘束力がなく、被害回復にいたらない可能性があります。

土日祝日で各地方公共団体の窓口が開いていない場合は、国民生活センターに電話がつながるため、忙しい方も相談可能です。消費生活センターに相談する際は、消費者ホットライン「188」を利用してください。

 

金融機関へ連絡する

X詐欺で返金を受けるために、金融機関へ連絡する方法があります。

X詐欺で口座情報が漏えいした場合は、二次被害を防ぐために金融機関へすみやかに連絡しましょう。

インターネットバンキングのIDや、パスワードが知られてしまった場合も金融機関に連絡し、口座停止の手続きを行なってください。

個人名義の口座の場合は、被害金額が補償される可能性があります。

犯人が不正にお金を引き出し、被害が拡大するリスクをおさえるために、すみやかに金融機関への連絡を行いましょう。

 

警察に被害届を提出する

X詐欺に遭い、返金を望む場合は、警察に被害届を提出してください。

被害届が受理されると、捜査がはじまり、逮捕を恐れた詐欺師が返金要求に応じてくれる可能性があります。

被害届を受理してもらうためには、詐欺に遭った証拠の提出が求められます。警察が刑事事件と判断しない場合、捜査は行われないため、詐欺の証拠を詳細に提出しましょう。

警察は民事不介入の原則があり、被害者に代わって詐欺師への返金請求は行わない点に注意が必要です。

警察相談専用電話「#9110」番は、X詐欺被害の対応についてアドバイスを受けられるため、返金を望む際は活用してください。

 

弁護士に相談する

X詐欺の被害に遭った場合、弁護士に相談しましょう。弁護士はさまざまな詐欺被害の対応実績があり、状況に応じて適切なアドバイスをしてくれます。

詐欺に遭った直後は、精神的なショックを受けているため、被害者自身で抱え込まずに弁護士への相談がおすすめです。弁護士は詐欺師との交渉や、必要書類の提出を代行でき、被害者の負担軽減に役立ちます。

犯人特定には弁護士へ依頼する際に、証拠の提示が不可欠です。弁護士は証拠を確認したのち、犯人へのアプローチ方法や、返金を受けられるかの判断をします。

詐欺に遭ってから時間が経ってしまうと、犯人の特定や返金が望めないケースもあるため、弁護士への相談はすみやかに行いましょう。

 

X(旧Twitter)詐欺は運営へも報告を

X(旧Twitter)詐欺は運営へも報告を

X詐欺に遭った場合はXの運営にも報告してください。

詐欺行為は、以下のXの規約で禁止されています。

  • 非合法な目的や違法活動のために利用情報を拡散・隠蔽
  • 相手を操作または侵害する意図での利用

X詐欺に遭った場合は、新たな被害者を増やさないために、X運営にすみやかに報告しましょう。

 

X(旧Twitter)詐欺の返金は当事務所へ

X(旧Twitter)詐欺の返金は当事務所へ

X詐欺の返金を望む際は、当事務所にご相談ください。

X詐欺の手口は巧妙で、被害者自身での解決は困難です。法律の知識や、詐欺への対応実績がある専門家への依頼をおすすめします。

当事務所は、X詐欺の対応実績が豊富な弁護士が、被害回復に向けた解決策をご提案します。

相談は無料で、電話やメール、LINEなど希望する連絡手段で対応します。X詐欺の被害回復とすみやかな返金を目指すために、ぜひ一度当事務所の無料相談をご利用ください。