有名人をかたった投資詐欺が急増!被害に遭わないための方法を知ろう
有名人をかたった投資詐欺が急増しており、主にネットになれていない中高年が被害に遭っています。
被害を防ぐためには、投資広告の有名人をネット検索したり、LINEのセキュリティを強化したりしましょう。
有名人をかたる投資詐欺の被害回復をのぞむなら、法律のプロである弁護士にすばやく相談することが大切です。
有名人をかたる投資詐欺の被害が急増している
ネットになれていない中高年を中心に、有名人をかたる投資詐欺の被害が急増しています。
警察庁によると、令和6年1~3月におけるSNS型投資詐欺の被害者総数は1,700人で、男性914人・女性784人です。
年代別の割合は、以下のとおりです。
年代 | 男性(%) | 女性(%) |
10代 | 0.1 | 0 |
20代 | 2.1 | 4.6 |
30代 | 7.2 | 5.7 |
40代 | 13.3 | 14.4 |
50代 | 23.7 | 29.7 |
60代 | 32.3 | 25.8 |
70代 | 17.3 | 16.6 |
80代以上 | 3.9 | 3.2 |
参考:SNS型投資詐欺|警察庁
ターゲットはネットになれていない人が多いため、有名人をかたる人物からのメッセージを本物と信じこんでしまうでしょう。
詐欺師のねらいは被害者のお金であり、もうけ話をもちかけられても、契約すべきではありません。
有名人をかたった投資詐欺の手口
有名人をかたった投資詐欺の手口は、以下のとおりです。
- 有名人の画像や名前を使ってアプローチする
- LINEグループへ誘導する
- 個人口座への振込を要求する
投資詐欺の手口をチェックすることにより、被害に遭いにくくなります。あやしい人から誘われても、簡単に契約すべきではないでしょう。
有名人の画像や名前を使ってアプローチする
有名人の画像や名前を使ったアプローチは、投資詐欺の手口です。経済アナリストの森永卓郎・康平親子をはじめとした、多くの有名人の名前を悪用した投資詐欺の被害が報告されています。
投資詐欺師は、Facebookやインスタグラムに有名人の画像を悪用した広告をのせ、もうけ話が気になってクリックした人をねらうため注意しましょう。
有名人の画像や名前を使ってアプローチする投資広告は詐欺を疑い、クリックをさける必要があります。
LINEグループへ誘導する
有名人をかたった投資詐欺の手口は、SNS広告に興味をもったターゲットをLINEグループへ誘導することです。
LINEグループにはサクラがおり、詐欺師に誘導される一般的な流れは、以下のとおりです。
- LINEグループでサクラが投資で資産が倍になったとアピールする
- 詐欺師はターゲットを信用させて1対1のやりとりで騙す
- 絶対にもうかる案件があるとうたって偽の投資話をもちかける
- ターゲットにお金を要求する
有名人をかたった投資詐欺の被害に遭わないためには、LINEグループへ誘われても断りましょう。
個人口座への振込を要求する
個人口座への振込を要求することも、有名人をかたった投資詐欺の手口です。
詐欺師は不正に入手した個人口座にお金を振り込ませ、被害者や警察、弁護士などに個人情報を特定されないようにします。個人口座への振込を確認したあと、専用投資アプリに入金し、はじめは利益が出ているように見せかけます。
ターゲットが安心して高額な資金を入金すると、出金できなくなり、お金を騙し取られてしまうため、注意が必要です。
借金してまで投資資金を用意してしまうケースもありますが、あやしい人物から個人口座への振込を要求されても支払わないようにしましょう。
投資詐欺の手口については、以下の記事でも詳しく解説しています。
代表的な投資詐欺の手口を確認しておくことで、被害を未然に防ぐことにも繋がります。
本記事と合わせて、ぜひお読みください。
投資詐欺師になりすまされている有名人の例
投資詐欺師になりすまされている有名人の例は、以下のとおりです。
- 経済アナリストの森永卓郎
- 実業家の堀江貴文
- 実業家の前沢友作
- ジャーナリストの池上彰
多くの人に名前が知られていたり、投資話にくわしそうだったりする有名人の画像や名前が、FacebookやインスタグラムなどのSNS広告で悪用されています。投資詐欺師が有名人をかたる目的は、広告の信頼性を高めるためです。
詐欺師になりすまされている有名人が、注意喚起しているケースもあるので、広告で投資をすすめていたらネットで名前を調べましょう。すぐに投資広告をクリックしないことも重要です。
有名人をかたる投資詐欺の被害を回避する方法
有名人をかたる投資詐欺の被害を回避する方法は、以下のとおりです。
- SNSでの投資勧誘はまず詐欺を疑う
- 投資広告の有名人をネットで検索する
- 詐欺や投資について知識を身につける
- LINEのセキュリティを強化する
投資詐欺の被害を回避する方法を確認し、万が一に備えましょう。有名人をかたる人物から投資話をもちかけられても、冷静に判断する必要があります。
SNSでの投資勧誘はまず詐欺を疑う
SNSで有名人をかたった人物から投資勧誘を受けたらまず疑うことが、詐欺被害の回避に有効です。
投資詐欺師は、SNSの広告やダイレクトメッセージなどを通して、ターゲットにもうけ話をもちかけます。SNSを悪用した投資詐欺の被害は増えているため、知り合った相手からLINEグループに誘われても距離をとりましょう。
LINEの投資グループに入ってしまい、あやしい人物から個人口座にお金を振り込むよう促されても、支払うべきではありません。詐欺師から指定された口座に振り込んだ場合は、最終的にお金を引きだせなくなる被害に遭う可能性があります。
有名人をかたる人物のうまい投資話は、真に受けないことが大切です。
投資広告の有名人をネットで検索する
有名人をかたる投資詐欺の被害を回避する方法は、広告の著名人をネットで検索することです。有名人をネットで調べることにより、投資詐欺に関する注意喚起をしている情報に触れやすくなります。
有名人が、「投資勧誘は行なっていない」や「詐欺に注意してください」など、被害に遭わないように呼びかけているケースがあるので、自ら情報を収集しましょう。
流行している投資詐欺の手口は、新聞やテレビのニュースなどでも報道されています。情報に耳をかたむけて周囲の人々と共有することが大切です。
投資広告に有名人の画像や名前があった場合は、あらかじめ詐欺の可能性についてネットで調査してください。
詐欺や投資について知識を身につける
詐欺や投資について知識を身につけることは、有名人をかたる人物からの被害を回避する方法です。お金に関する知識や判断力である金融リテラシーを身につけることにより、詐欺師の話が矛盾していることに気づきやすくなるでしょう。
投資詐欺の手口は巧妙化しており、現金を使わないお金のやりとりが広がっているので、金融リテラシーを高めることが重要です。詐欺や投資に関する知識のない人がターゲットになりやすく、注意する必要があります。
「自分は絶対に騙されない」と自負している場合でも、過信から被害に遭う可能性があります。詐欺や投資について継続的に学びましょう。
LINEのセキュリティを強化する
有名人をかたる投資詐欺の被害を回避する方法として、LINEのセキュリティを強化することが挙げられます。LINEの設定変更は、アプリを開いてホーム画面を表示し、歯車マークからプライバシー管理を押すとできます。
IDによる友だち追加をオフにし、メッセージ受信拒否をオンにしましょう。しらない人からの友だち追加を阻止したり、不要なメッセージを受け取りにくくしたりできます。
LINEの使い方がわからなければ、周囲の人に相談することが重要です。LINEのセキュリティを活用し、有名人をかたった投資詐欺師の接触を防いでください。
有名人をかたる投資詐欺に遭った際の相談先
有名人をかたる投資詐欺に遭った際の相談先は、以下のとおりです。
- 消費生活センター
- 警察
- 弁護士
投資詐欺の被害に気づいた場合は、悩みや不安を1人で抱えこんだままにせず、周囲の人や専門家にいち早く相談しましょう。
消費生活センター
消費生活センターは、有名人をかたる投資詐欺に遭った際の相談先の1つです。地方公共団体が運営しており、消費者と事業者間におきたトラブルの相談にのってくれます。
消費生活センターには専門のスタッフがおり、詐欺被害についての的確なアドバイスの提供が可能です。被害に遭った際の具体的な状況の聞きとりが行われるので、相談するときは契約書や支払い履歴などを用意しておきましょう。
有名人をかたる投資詐欺の被害に気づいたら、消費者ホットライン「188」を活用し、悩みを消費生活センターへ相談することが重要です。
警察
有名人をかたる投資詐欺に遭った際の相談先の1つは、警察です。証拠がある場合は被害届を提出しましょう。被害者が詐欺の内容や経緯などの情報を提供すると、警察は捜査を開始しやすくなります。
警察に被害届を提出する際は、詐欺を証明できる送金情報や、LINEのやりとりなどを提示する必要があります。警察相談専用電話「#9110」に問い合わせて、証拠のそろえ方や被害届の提出方法などを確認することが大切です。
有名人をかたる投資詐欺の被害を問題解決にみちびくには、すばやく警察へ相談しましょう。
弁護士
有名人をかたる投資詐欺の被害に遭った場合は、弁護士への相談を推奨します。
弁護士は、被害者の立場になってていねいに対応し、問題解決までの道筋を教えてくれます。個人的な解決がむずかしい返金請求手続きの代行や詐欺師との交渉を、弁護士に依頼することで、被害者の労力や精神的ダメージの軽減が可能です。
被害者と詐欺師の間に法律のプロである弁護士が入ると、裁判沙汰をさけたい悪徳業者は返金請求に応じやすくなるでしょう。
有名人をかたった投資詐欺の返金をのぞむなら、被害に気づいた時点でいち早く弁護士へ相談する必要があります。
有名人をかたる投資詐欺のご相談は当事務所へ
有名人をかたる投資詐欺に遭った場合は、ぜひ当事務所へご相談ください。豊かなノウハウをもつ弁護士が親切でていねいな対応を心がけ、ご依頼者さまのかわりに返金請求を行います。
問い合わせは電話やLINEから受けつけており、ご相談内容をもとに見積もりをだし、ご納得のうえで契約を締結するため安心です。
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