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FX詐欺の返金に向けてすべき準備|弁護士に相談するメリットとは?

FX詐欺の返金請求をしたい場合は弁護士への相談と事前準備が重要です。

FX詐欺が横行しており被害者が後を経ちませんが、被害に遭っても返金できる可能性があります。返金請求は専門知識が必要なため、弁護士に相談するとよりスムーズに手続きが可能です。

FX詐欺のよくある手口・相談前にすべき準備・返金方法について確認しましょう。

 

FX詐欺のよくある手口

FX詐欺のよくある手口

FX詐欺のよくある手口は、以下の4つです。

  • 自動売買ツールを使った詐欺
  • 高額教材を売りつける手法
  • 運用代行を装う手口
  • SNSを通じての詐欺

詐欺師は多様な手口で入金を促してきますが、最終的には音信不通になり資産を持ち逃げする手法がほとんどです。SNSを通じて成功者の声をアピールし、信用させる手口もあります。

FX取引の年間利回りは良くても30%ほどと言われています。「絶対に元本割れしない」や「元本が倍以上になる」といった宣伝文句は、FX詐欺の可能性があるため注意が必要です。

 

FX詐欺の相談前にすべき準備

FX詐欺の相談前にすべき準備

FX詐欺の相談を弁護士にする前に、以下のような準備をしておくと円滑に返金手続きを進められます。

  • 加害者の情報を集める
  • 被害の事実を整理する

事実経過がわかる資料を作成するFX詐欺の相談前にできる準備や手順について紹介します。

 

加害者の情報を集める

FX詐欺について弁護士に相談する前の準備として、加害者に関する情報や証拠を集めましょう。

具体的には、以下の5つの情報を集めることをおすすめします。

  • 加害者の氏名・住所・勤務先
  • 送金先口座
  • FX詐欺に遭った際の説明資料
  • SNSの履歴
  • 電話の録音

加害者の情報は返金請求時に重要な証拠となるため、詳細まで正確に収集することが重要です。加害者の情報が不十分な場合は返金請求できなくなる可能性もあります。証拠となりうる情報はすべて収集できるよう努めましょう。

 

被害の事実を整理する

FX詐欺の相談をする前に、被害の事実を整理して準備することも重要です。弁護士を通じて詐欺会社から返金させるためには、被害の証拠を提示する必要があります。

契約書・送金の明細・取引履歴などは証拠として使用可能です。証拠を集めたうえで被害額を提示できるように準備しておきましょう。

FX詐欺被害の事実整理や証拠の提示ができない場合は、相談しても警察や弁護士に対応してもらうことが困難です。円滑に返金請求を進めるために契約書や取引履歴などの証拠を探し、被害状況を提示できるよう準備が必要です。

 

事実経過がわかる資料を作成する

FX詐欺の相談前に事実経過がわかる資料を作成しましょう。FX詐欺に遭う前後の出来事を時系列でまとめておくと弁護士への相談時に役立ちます。

資料としてまとめると良い内容は、以下のとおりです。

  • 加害者との出会いの経緯
  • 送金にいたるまでのやり取り
  • FXに関する説明内容

事実経過をまとめる際もSNS・メールの履歴や送金の明細などの証拠は役立ちます。

事実経過が明確であればクーリングオフを適用できるかどうかの判断もつきやすくなります。弁護士や警察に相談する前に事実経過がわかる資料を作成しておくと便利です。

 

FX詐欺に遭ってしまった場合の返金方法

FX詐欺に遭ってしまった場合の返金方法

FX詐欺に遭ってしまった場合は、以下の4つの返金方法が挙げられます。

  • クーリングオフを活用する
  • 振り込め詐欺救済法を使う
  • 加害者と直接交渉する
  • 訴訟を起こして返金を要求する

返金を受ける方法や手続きの流れについて確認しましょう。

 

クーリングオフを活用する

FX詐欺に遭ってしまった場合は、クーリングオフを活用することで返金できる可能性があります。クーリングオフとは、消費者がいきなり勧誘されたことで検討不十分なまま契約してしまった場合に、一定期間であれば撤回・解除ができる制度です。

電話勧誘や直接訪問などで契約を勧められた場合も対象になるため、FX詐欺はクーリングオフできる可能性があります。クーリングオフは申請期間が限られています。詐欺に気付いた時点ですぐに行動することが重要です。

 

振り込め詐欺救済法を使う

FX詐欺に遭ってしまった場合の返金方法として挙げられるのは、振り込め詐欺救済法の活用です。振り込め詐欺に遭った方を救うための法律ですが、FX詐欺被害でも返金できる可能性があります。

振り込め詐欺救済法では、犯罪に利用された口座を凍結して残高から返金を行います。返金を受けるには、振り込み先の金融機関への申請と警察への被害届の提出が必要です。

振り込め詐欺救済法は犯罪に利用された口座に残高がある場合のみ手続きが可能です。残高がない場合は返金できないため注意しましょう。

 

加害者と直接交渉する

FX詐欺の被害金を回収する方法として加害者との直接交渉が挙げられます。詐欺に遭ったことを主張して証拠を突きつけることで、加害者が訴訟を恐れて返金に応じる場合があります。

FX詐欺は加害者と音信不通になることも頻繁にありますが、業者の所在地がわかれば文書で返金を求めることも手段の一つです。被害金を回収できたかどうかに関係なく一貫して返金を求めている証拠となり、訴訟の際に有利に働く可能性があります。

結果的に返金できなかった場合でも、将来的には直接請求していた事実が役立つ可能性もあるため、交渉を試みることも有効です。

 

訴訟を起こして返金を要求する

加害者が直接交渉に応じなかった場合は、訴訟を起こしてFX詐欺の返金を要求することも可能です。訴訟で返金させるには、加害者の氏名や住所などを正確に提示する必要があります。加害者が個人情報を公開していない場合は訴訟を起こすことが難しいでしょう。

訴訟を起こして返金させるにはFX詐欺に遭った事実の証拠が重要になります。被害の事実や加害者の情報などを準備したうえで訴訟に臨むと裁判が有利に進みます。

訴訟を起こして返金を要求したい場合はまず弁護士に相談しましょう。

以下の記事では、FX詐欺でよくある手口や返金相談先の選び方について詳しく解説しています。

本記事とあわせて、ぜひご覧ください。

FX詐欺に弁護士が強い理由4選!よくある手口と返金相談先の選び方

 

FX詐欺の返金が難しいケース

FX詐欺の返金が難しいケース

FX詐欺は、証拠が不十分であったり、被害が発生してから時間が経過していたりする場合は返金が難しくなります。詐欺に気付いた時点で情報収集や訴訟の準備、弁護士への相談などの行動を速やかにとることで、返金の可能性を高められます。

 

詐欺の証拠が不十分である

証拠が不十分な場合はFX詐欺の返金を受けることが困難です。FX詐欺で返金を要求するために訴訟を起こしたい場合は、加害者の氏名や住所などの情報が必要になります。

訴訟を起こせた場合でも詐欺の証拠が不十分であれば返金が難しくなります。FX詐欺被害に遭ったと気付いた時点で加害者の情報や証拠を集めましょう。

加害者の氏名や住所などが不明な場合は弁護士に調査を依頼することも手段の一つですが、まずは可能な範囲で情報収集を始めることが重要です。

 

被害が発生してから時間が経過している

FX詐欺の被害が発生してから時間が経過している場合も返金は難しくなります。

プロの詐欺師は、ターゲットの入金後すぐに現金化して所在をわかりにくくします。被害の発生から数ヶ月が経過している場合、詐欺師は騙し取ったお金の行方をくらましている可能性が高いでしょう。被害金の行方がわからなければ、訴訟を起こしても返金できる可能性は低くなります。

加害者がお金を口座から引き出す前に、詐欺に気付いた時点ですぐに行動することが大切です。

 

弁護士にFX詐欺被害を相談するメリット

弁護士にFX詐欺被害を相談するメリット

弁護士にFX詐欺被害を相談するメリットは、以下の3点が挙げられます。

  • 適切な対処方法を教えてもらえる
  • 加害者に圧力をかけられる
  • 返金請求の手続きを任せられる

返金請求は専門知識が必要となる手続きです。被害者個人での解決は難しいため、弁護士に頼って手続きを進めると良いでしょう。

 

適切な対処方法を教えてもらえる

弁護士にFX詐欺被害を相談すると適切な対処方法を教えてもらえます。返金に向けての対処方法は置かれた状況によって異なります。

振り込め詐欺救済法を活用すべきなのか、クーリングオフから始めるべきなのかといった判断は個人では難しいでしょう。

FX詐欺に強い弁護士は被害者が置かれた状況を判断し、適切なアプローチ方法の提供が可能です。弁護士の力を借りることで円滑に返金の手続きが進むため、おすすめです。

 

加害者に圧力をかけられる

FX詐欺の加害者に圧力をかけられる点も、弁護士に相談するメリットとして挙げられます。被害者が直接返金交渉することも可能ですが、連絡を無視されたり「詐欺ではない」と開き直られたりするケースが多いでしょう。

弁護士から返金請求の内容証明郵便を送ることで、加害者に圧力を与えられます。加害者は訴訟を避けたいため、返金に応じる可能性が高まります。

加害者が直接交渉に応じない際は、弁護士を通じて連絡することを検討してください。

 

返金請求の手続きを任せられる

FX詐欺について弁護士に相談することで返金請求の手続きを任せられます。返金請求する場合は、任意交渉・民事訴訟・各種救済手続きなど必要な対応が多岐にわたります。

各種手続きは専門知識が必要となり、被害者個人で対応することは難しいでしょう。法律の専門家である弁護士に手続きを一任することで、返金請求を滞りなく進められます。

返金請求は被害者にとって大きなストレスがかかる手続きです。弁護士に相談することで被害者の負担を軽減できるでしょう。

 

FX詐欺被害は当弁護士事務所へご相談を

FX詐欺被害は当弁護士事務所へご相談を

FX詐欺の被害に遭われた方は、ぜひ一度当事務所へご相談ください。

当事務所では契約を締結するまで何度でも無料で相談可能です。守秘義務を徹底しているため、ご家族に知られずに解決できる可能性があります。

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