Facebookを使った外国人詐欺に注意!危険人物の特徴と対処法
外国人詐欺師の特徴はご存じでしょうか。
Facebookで仲良くなった外国人から金銭を騙し取られる詐欺が多発しています。本記事では、Facebookに潜む危険人物の特徴・対策と、被害に遭った際の対処法を解説します。
Facebookにいる外国人詐欺師の特徴
Facebookを使う外国人詐欺師の主な特徴は、以下の5つです。
- プロフィール写真が美男美女である
- 社会的評価の高い職業を名乗っている
- メッセージ内容が不自然である
- 自身からの投稿が極端に少ない
- 共通の友達が0人である
被害に遭わないためには、Facebookに潜む危険人物の特徴を把握する必要があります。不審なアカウントとは安易に交流しないでください。
プロフィール写真が美男美女である
Facebookにいる外国人詐欺師が設定するプロフィール写真のほとんどは、美男美女です。容姿に惹かれてメッセージに返信したユーザーが、被害に遭うケースが多いといえます。
外国人詐欺師は、他人の写真を使って美男美女のふりをします。相手のプロフィール画像をインターネットで検索し、公開されていないか確認しましょう。
Facebookで容姿端麗な知らない外国人が連絡してきても返信しないでください。ターゲットに恋愛感情を持たせてお金を騙し取る詐欺師の可能性があります。
社会的評価の高い職業を名乗っている
医師や軍人などの社会的評価の高い職業を自称する外国人詐欺師も、Facebookに潜んでいます。
詐欺師は高収入・高学歴な人物を装い、ターゲットとの信頼を築こうとします。社会的評価の高さに惹かれる方は、詐欺被害に遭いやすく危険です。
やり取りを通じてユーザーと仲良くなった詐欺師は、交際や結婚を申し込み、金銭を要求します。おいしい投資話を持ちかけ、口座へ送金させる手口も横行しているので注意してください。
見ず知らずの外国人が魅力的な職業を名乗って連絡してきたら、関わらないようにしましょう。
メッセージ内容が不自然である
Facebookにいる外国人詐欺師が送るメッセージの内容には、不自然な点があります。
グループを組んだ詐欺師の多くは交代でターゲットに連絡するため、メッセージの送信者がバラバラであり、内容に一貫性がありません。住んでいる国や職業などのプロフィールと相手の言動が合わない場合は、注意してください。
外国人詐欺師は、出会って間もなく猛烈なアプローチを行います。Facebookで知り合ってすぐに積極的に愛情を表現する人物は、詐欺師の可能性を疑いましょう。
ほかのSNSでの連絡を促す行為も、詐欺師がよく使う手口です。別のメッセージングアプリでやり取りして、Facebookの運営からの追跡を避ける目的があります。
見知らぬ外国人から不自然なメッセージが送られてきたら、返信しないでください。
自身からの投稿が極端に少ない
外国人詐欺師のFacebookアカウントは、ターゲットへの接触が目的のため、投稿が少ない特徴があります。
Facebookを日ごろから使っているほとんどのユーザーは、いくつかの投稿をすることが一般的です。自身が投稿していなくても、タグ付け機能により友達の写真がタイムラインに表示されます。
知らない相手からのメッセージにはすぐに返信せず、アカウント画面で投稿数を確認してください。タイムラインがあまり更新されていない場合は、詐欺師の犯行用アカウントでないか疑いましょう。
共通の友達が0人である
Facebookで自身と共通の友達が0人の外国人は、詐欺師の可能性があります。
Facebookには、共通の友達がフォローしている人物をおすすめに表示する機能があります。しかし、詐欺師はユーザーの検索や投稿への反応から無差別にターゲットを選定するので、共通の友達がいません。
知らない外国人からメッセージが届いたときは、フォロワーに知人がいるか確認しましょう。フォロワーに知り合いがいなければ、詐欺の可能性を疑い、返信しないでください。
Facebookを使った外国人詐欺の種類
Facebookを使った外国人詐欺の種類は、主に以下の2つです。
- 恋愛詐欺
- 投資詐欺
外国人詐欺師は、Facebookでユーザーとやり取りして信頼関係を築いたあと、言葉巧みにお金を要求します。よく使用される詐欺の種類や手口を理解し、被害に遭わないようにしましょう。
恋愛詐欺
Facebookを使う外国人詐欺師のなかには、恋愛詐欺を目論むユーザーがいます。ターゲットに恋愛感情を抱かせ、お金を騙し取る悪質な手口です。
知り合ったばかりの外国人から、交際や結婚を申し込まれ、将来のお金の話をされたときは注意しましょう。詐欺師は、相手に恋愛感情を持たせるため、熱心にアプローチしますが、惑わされてはいけません。
ユーザーと将来を誓い合う仲になったあと、詐欺師はさまざまな名目でお金を要求します。直接お金を請求するほか、投資話を持ちかけて詐欺サイトへ誘導する手口もあるため、注意が必要です。
交際相手による詐欺は疑いにくく、被害の自覚が遅れる傾向があります。少しでも疑わしいところがあれば、第3者に相談しましょう。
投資詐欺
Facebookにいる外国人詐欺師は投資詐欺を働くケースもあり、注意が必要です。Facebookでターゲットと信頼関係を築いたあと、お金儲けの話を持ちかけてきます。
実際には運用されていない投資サイトへ誘導し、最初は利益が出ているように装いますが、信じてはいけません。追加入金を促す手口です。
被害者は、利益が出たあとに出金を申請しても、さまざまな理由で詐欺師に断られます。出金時にお金を要求される場合もありますが、被害拡大につながるため、応じないでください。
投資詐欺は、出金拒否されて初めて騙された事実に気づくケースが多く、被害額が大きくなる傾向があります。Facebookで知らない外国人が投資勧誘してきた際は、返信しないようにしましょう。
Facebookを使った詐欺の手口については、以下の記事で詳しく解説しています。
よくある詐欺の手口を知ることで、被害を未然に防ぐことができます。
ぜひ本記事とあわせてご覧ください。
Facebookの外国人詐欺を回避する対策
Facebookの外国人詐欺への対策は、以下の3つです。
- 知らない人の友達申請を安易に承認しない
- 怪しい人物からのメッセージを無視する
- プロフィール写真を画像検索する
詐欺被害に遭わないように対策しながら、安全にFacebookを利用してください。
知らない人の友達申請を安易に承認しない
Facebookで外国人詐欺に遭わないためには、知らない人の友達申請を安易に承認してはいけません。
詐欺師は多くのFacebookユーザーに友達申請を送り、承認された相手をターゲットにします。申請を許可して詐欺師の標的にされないように注意してください。Facebookの設定から申請できる人を知人の友達に限定もできます。
詐欺師は友達申請が承認されたあと、ユーザーの投稿や写真を閲覧し、悪用する可能性があります。知らない外国人からFacebookの友達申請がきたときは、むやみに承認せず疑わしい点がないか確認しましょう。
怪しい人物からのメッセージを無視する
Facebookで詐欺に遭わないように、知らない外国人からのメッセージは無視してください。
詐欺師は多くのユーザーに接触し、反応があった相手にアプローチします。言葉巧みにターゲットを騙そうとするため、やり取りを始めないことが重要です。
詐欺師から、ネットワークビジネス・投資の勧誘メッセージや、有害サイトのURLが届くケースがあります。外部のメッセージングアプリへ誘導される事例もあるので注意しましょう。
怪しい文言が送られてきたら、ブロックして相手に自身のアカウントを表示させないでください。
プロフィール写真を画像検索する
プロフィール写真の画像検索は、Facebookで外国人詐欺から身を守る対策として有効です。詐欺師はターゲットの興味を引くために、芸能人やモデルの写真を無断で使っているケースがあります。
インターネットの画像検索で、他人の写真であるかを調べられます。インターネットで拾った画像を使用するアカウントは詐欺を疑いましょう。
詐欺師自身で美男美女を撮影し、写真を用意する事例もあるので注意が必要です。プロフィール写真が本人でないケースを念頭に置き、容姿に惑わされないでください。
Facebookによる外国人詐欺の対処法
Facebookで外国人詐欺に遭ったときの代表的な対処法は、以下の3つです。
- Facebookへ通報する
- 警察に被害届を出す
- 弁護士に相談する
Facebook詐欺は、犯人が行方をくらます危険性があるため、できるだけ早く対応することが大切です。被害に遭ったら、適切な機関へすぐに相談してください。
Facebookへ通報する
見知らぬ外国人からお金を要求されたときの対処法の1つが、Facebookへの通報です。運営の調査で違法行為が認められれば、相手に警告が送られアカウントを凍結でき、同じ詐欺師による被害を減らせます。
凍結したアカウントとのメッセージ履歴が見れなくなる可能性があるので、通報する前にスクリーンショットを撮ってください。警察や弁護士に相談する際に、詐欺師とのやり取りを証拠として提出できます。
警察に被害届を出す
警察への被害届の提出も、Facebookを使った外国人詐欺への対処法です。
被害届と証拠を警察へ提出し、刑事事件として認められると捜査が開始されます。捜査の結果、詐欺師が特定されれば、返金請求を行うことで被害を回復できる可能性があります。
警察に捜査してもらうには、犯人を特定できる証拠が必要です。外国人詐欺師とのやり取りを残しましょう。
Facebookにいる多くの外国人詐欺師は海外に住んでおり、身元が特定できず日本の警察が動けないケースがあります。
被害届を出す前に警察へ問い合わせたいときは、相談専用窓口「#9110」に電話してください。
弁護士に相談する
Facebookを利用した外国人詐欺に遭ったときは、弁護士へ相談しましょう。弁護士は、法的な観点から被害金の回収方法や訴訟手続きなどを教えてくれます。
詐欺に詳しい弁護士に業者との交渉や訴訟を依頼すれば、被害回復を見込めます。被害者自らが詐欺師に返金交渉しても、ほとんどの場合は相手にされません。
弁護士が返金請求すると、詐欺師は訴訟を恐れて被害金を返還する可能性が高まります。詐欺師が交渉に応じない場合、弁護士は訴訟手続きを行えるため、被害者の負担を減らせるメリットがあります。
Facebook詐欺の対処に悩んでいる方は、無料相談を受けつけている弁護士へ問い合わせましょう。
Facebookの外国人詐欺は当事務所へ
Facebookを使った外国人詐欺は、当事務所へご相談ください。当事務所にはインターネットの詐欺に精通した弁護士が在籍しており、詐欺師への返金交渉や訴訟を代行できます。
電話やLINEにて無料でご相談をお受けしています。Facebook詐欺は、対応が遅れると被害が大きくなる場合があるため、できるだけ早く問い合わせることが大切です。
外国人詐欺被害でお困りの方は1人で抱え込まず、お気軽に当事務所へご相談ください。