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FX詐欺で泣き寝入りが多い理由は?返金のために取るべき手段と相談先

FX詐欺は犯人を特定しにくく、泣き寝入りする被害者が大勢います。適切な方法で対処すると返金を諦めずに済む可能性があるため、利用できる制度や相談先を確認しましょう。

証拠集めや訴訟の手続きは、弁護士に相談することでスムーズに解決できる場合があります。

 

FX詐欺被害に泣き寝入りが多い理由

FX詐欺被害に泣き寝入りが多い理由

FX詐欺被害に泣き寝入りが多い理由は、以下の4つです。

  • 詐欺師が特定にしくい
  • 被害金額が少ない
  • 相手に返済資金が残っていない
  • 相談先が分からない

被害を訴えても返金に至らず、泣き寝入りする方が多いことがFX詐欺の実態です。FX詐欺で泣き寝入りが多い理由を確認し、被害に遭った場合の現状を認識しましょう。

 

詐欺師を特定しにくい

犯人を特定しにくいFX詐欺では、泣き寝入りする被害者が大勢います。詐欺師を特定できない場合は返金請求が困難であり、被害回復の可能性が低くなります。

大半のFXはインターネット上で取引するため、利用者は運営元と直接面識を持っていません。FX詐欺で公開している会社情報は偽装されているケースがあり、犯人を探そうとしても難航する場合があります。

詐欺被害で泣き寝入りしないためには、FXの取引を開始する前に運営元の連絡先や所在地が実在するか確認する必要があります。インターネット上の口コミや評判を見て、信用できる投資業者であるか判断することも有効です。

 

被害金額が少ない

FX詐欺では、被害金額が少ないことで泣き寝入りしてしまうケースがあります。被害金が少額であると相談や訴訟の費用が返金額を上回ってしまい、結果としてマイナスの出費となるためです。

FX詐欺では相談や手続きに高額な費用を支払っても、確実に被害回復できるわけではないことを念頭においてください。

被害額が60万円以下の場合は手続きを被害者個人で行う少額訴訟を利用すると、低額で解決できる可能性があります。

被害金額が少なかったり弁護費用が用意できなかったりする際は、法テラスの利用も検討しましょう。法テラスでは事例により、相談料や弁護費用を立て替えてくれる場合があります。

 

相手に返済資金が残っていない

FX詐欺を泣き寝入りする理由の一つは、詐欺師に返済資金が残っていないことがあるためです。

返金には詐欺師の財産が充てられますが、相手が相当分の資金を持ち合わせていない場合は被害回復をあきらめなくてはなりません。

詐欺師は返金請求される前に、被害金を使い切る可能性があります。返済能力のない相手に対して交渉や訴訟提起をしても返金は不可能であるため、被害者側は泣き寝入りしてしまいます。

FX詐欺での泣き寝入りを回避するには、犯人が被害金を使い切ってしまう前に対処しましょう。

 

相談先が分からない

相談先が分からないために、泣き寝入りする被害者が多い点がFX詐欺の特徴です。相談先の知識を持っていない被害者は解決する手立てが分からず、返金請求を諦めてしまいます。

FX詐欺に遭った際に、身内や職場に知られたくないという理由で相談を躊躇う被害者がいます。詐欺被害は適切な窓口や機関へ相談すれば、他人に知られず返金の手続きを行えることを認識しましょう。

FX詐欺の被害回復には早急な行動が求められます。直接窓口へ訪問しなくても電話やメールでの相談を受け付けている機関があるため、忙しい方はぜひ活用してください。

 

FX詐欺で泣き寝入りしない方法

FX詐欺で泣き寝入りしない方法

FX詐欺で泣き寝入りしない方法は、以下の4つです。

  • 証拠を多く集める
  • クレジットカード会社に連絡する
  • クーリングオフを利用する
  • 振り込め詐欺救済法を活用する

泣き寝入りする被害者が多いFX詐欺には、適切な方法で対処する必要があります。国が設けた消費者を守る制度も存在するため、FX詐欺に遭ったら泣き寝入りせず返金に向けた行動を取りましょう。

 

証拠を多く集める

証拠を多く集めることは、FX詐欺で泣き寝入りしない手段の一つです。FX詐欺が警察で刑事事件に認定されたり裁判所で有罪判決されたりする際に、多くの証拠があるほうが有利です。

逮捕や強制執行を恐れる詐欺師は、証拠となり得る情報を隠そうとするため注意してください。メールのやり取りやFXサイトの入出金記録は、スクリーンショットを撮って手元に残しておくことが得策です。

被害者個人では集められる証拠に限りがありますが、国や業者に情報開示を求められる弁護士の協力を得れば、時間と手間が省けます。

 

クレジットカード会社に連絡する

FX詐欺で泣き寝入りしない方法の一つは、クレジットカード会社への連絡です。利用したクレジットカードの会社に連絡し返金や支払い停止を依頼すると、詐欺師に資金が渡ることを阻止できる可能性があります。

クレジットカード会社の審査で詐欺が認められると、支払った金額の返金をしてもらえます。審査には被害の証拠が必要となるため、金銭授受の記録を用意しましょう。

FX詐欺において自動売買ツールの購入にリボ払いや分割払いを利用した場合は、クレジットカード会社に支払い停止の抗弁をしてください。抗弁が受理されるとクレジットカード会社からの支払い請求がストップし、被害を抑えられます。

 

クーリングオフを利用する

FX詐欺ではクーリングオフを利用すると、泣き寝入りせずに済む場合があります。

クーリングオフとは、期間内に購入した商品やサービスを返品できる制度です。詐欺師との交渉を必要としないクーリングオフを利用して契約を解除することで、被害を回復できる可能性が高まります。

FX詐欺でクーリングを利用する際は、犯人に通知ハガキを送ります。通知ハガキには、FXの名称や契約年月日、支払った金額などを記載してください。

詐欺師にクーリングオフを要求した証拠を残すために、通知ハガキは内容証明郵便で送ることが得策です。記載事項や送信日が記録として残る内容証明郵便は、郵便局窓口から送れます。

 

振り込め詐欺救済法を活用する

振り込め詐欺救済法の活用によって、FX詐欺の泣き寝入りを回避できる可能性があります。消費者を守るために国が制定した振り込め詐欺救済法では、振込先の銀行口座の凍結が可能です。

振り込め詐欺救済法を利用する際は、FX詐欺で入金した口座がある金融機関へ連絡します。詐欺に遭った旨を金融機関に伝え事件性が認められた場合は、指定口座からお金が引き出せなくなります。

FX詐欺で返金を得るには振り込んだ相手の銀行口座にお金が残っている必要があるため、犯人に引き出されるより前に行動しましょう。

 

FX詐欺には二次被害の危険がある

FX詐欺には二次被害の危険がある

FX詐欺では二次被害に遭う危険があるため、早期に対処してください。二次被害とは詐欺を相談した先で再び騙されたり、個人情報を盗まれたりする事態です。

詐欺師は法律の専門家を装ってSNSやクラウドソーシングサイトに潜み、被害者から相談料を騙し取ろうとします。

FX詐欺ではWebサイトを利用する際に入力した個人情報を悪用されるリスクもあるため、迅速に適切な窓口へ相談しましょう。

 

FX詐欺で泣き寝入りしないための相談先

FX詐欺で泣き寝入りしないための相談先

FX詐欺で泣き寝入りしないための相談先は、以下の4つです。

  • 国民生活センター
  • 警察
  • 金融機関
  • 弁護士

被害回復に向けて迅速に行動すれば、FX詐欺の泣き寝入りを回避できる可能性があります。事例に合った適切な行動を取るために、詐欺に対応可能な専門窓口や機関を確認しましょう。

 

国民生活センター

FX詐欺に遭った際の相談先の一つは、国民生活センターです。国民生活センターは、消費活動における悩みやトラブルの解決をサポートしてくれる機関です。

詐欺に遭ったか定かでなく警察や弁護士への連絡に躊躇する場合は、まずは全国各地に窓口がある国民生活センターへ問い合わせることがおすすめです。国民生活センターでは過去の事例から詐欺の可能性を判断し、適切な行動をアドバイスしてくれます。

最寄りの国民生活センターがわからない際は、消費者ホットライン「#188」へ問い合わせましょう。

 

警察

警察への相談によって、FX詐欺の泣き寝入りを回避できるケースがあります。警察による捜査の結果、詐欺師が特定できれば直接的な返金請求が可能となり、被害回復を見込めます。

FX詐欺が警察に刑事事件として認められ捜査開始されるには、被害届と証拠の提出が必要です。同一犯による被害の訴えが多いほど刑事事件として認定される可能性が高まるため、FX詐欺に遭った際は必ず警察に届け出てください。

被害届の提出方法や必要な証拠がわからない場合は、事前に警察相談専用窓口「#9110」へ連絡しましょう。

 

金融機関

FX詐欺に遭った際は、振込先の金融機関へ連絡してください。詐欺が疑われる場合に金融機関は指定の預金口座の取り引きを停止してくれるため、泣き寝入りを回避できる可能性があります。

FXでは専用サイトやアプリでスムーズなやり取りを行うために、運営側の銀行口座に出資金を振り込む機会があります。お金を振り込んだあとにFX詐欺に気が付いた場合は、まず振込先の金融機関へ口座凍結の依頼をすることが賢明です。

振込先の口座が、会社名でなく個人名義である場合はFX詐欺の可能性があります。泣き寝入りを避けるために、入金前に相手の口座情報を確認しましょう。

 

弁護士

FX詐欺に遭った際は、弁護士のサポートを得ることで泣き寝入りを避けられるケースがあります。法律の専門家である弁護士にFX詐欺の被害を相談すると、返金が可能か判断してくれる点がメリットです。

FX詐欺では犯人が姿を消していたり被害金額が使われていたりする場合、返金の取得が困難です。素人ではわからない返金の可否を弁護士に判断してもらうと、返金困難な事例における無駄な出費や労力を避けられます。

詐欺師が返金請求に応じず訴訟へ進む際も、弁護士に手続きを一任するとスムーズな解決を見込めます。忙しくて返金手続きに時間を割けない被害者は泣き寝入りせず、弁護士に協力を依頼しましょう。

 

FX詐欺被害は泣き寝入りせず当事務所へ

FX詐欺被害は泣き寝入りせず当事務所へ

FX詐欺の被害は、泣き寝入りせず当事務所へご相談ください。当事務所では投資詐欺における返金実績があり、FX詐欺でお悩みの方の被害回復に真摯に向き合います。

当事務所はオンライン契約を行なっているため、詐欺師が姿を消す前に早期着手が可能です。

電話・メール・LINEで無料相談も受け付けているため、FX詐欺の被害は泣き寝入りする前にぜひ一度当事務所へご連絡ください。