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投資詐欺グループの被害が急増!勝手なLINE追加や勧誘に注意

LINEグループを使用した投資詐欺の被害に遭い、お困りではないでしょうか。

近年、投資詐欺グループの手口にLINEが使用されるケースが相次いでおり、多くの被害が確認されています。知らない人物からLINEグループに追加された際は、退会や通報をして被害を防止しましょう。

LINEグループを使用した投資詐欺の手口と、被害に遭った際の相談先を紹介します。投資詐欺の事例も紹介しているため、同じ手口の被害に遭っていないか確認してください。

 

LINEグループを悪用した投資詐欺が急増

LINEグループを悪用した投資詐欺が急増

LINEグループを悪用した投資詐欺が急増しているため、注意が必要です。一度の詐欺被害で多額を騙し取られるケースもあり、以下のような事例が存在します。

  • 2ヵ月で5,000万円を騙し取られた
  • 60代男性が2,000万円を失った

他人事と捉えず、投資詐欺グループに騙されないよう警戒しましょう。

 

2ヵ月で5,000万円を騙し取られた事例

2023年、岡山市内の男性が見知らぬ人物からLINEグループでFXの儲け話を持ちかけられ、2ヵ月で5,000万円を騙し取られる投資詐欺が発生しました。LINEグループに100名程度の参加者がいた点から、集団で投資詐欺を行なっていると想定されます。

詐欺グループに誘導された投資アプリでは利益が出ていたものの、運営側から出金を拒否されており、非常に悪質性が高い手口です。指定口座の開設や投資アプリへの誘導は詐欺グループが使用する手口の典型であり、注意が必要です。

投資に興味がない方でも、見知らぬ相手からのLINEに反応したことにより大金を失う可能性があるため警戒しましょう。

 

60代男性が2,000万円を失った事例

東京都内の60代男性が知らないLINEグループへ加入させられ、2,000万円を失う投資詐欺被害が発生しました。

被害者の方は、LINEグループのトークを無視していたといいます。しかし、グループメンバーの一人である女性から個別のメッセージが届き、プライベートなやりとりを続けたあとに投資勧誘され、お金を騙し取られてしまいました。

複数の詐欺師が別々の人物になりすまし、あたかも多数の方が賛同しているように見せ、ターゲットの信頼を獲得する劇場型投資詐欺の巧妙さがわかる事例です。

LINEグループへの追加後、参加メンバーから個別でメッセージが届いた場合は投資詐欺を疑いましょう。

 

LINEグループを悪用した投資詐欺の手口

LINEグループを悪用した投資詐欺の手口

LINEグループを悪用した投資詐欺の手口は、以下のとおりです。

  • 投資レクチャーへの勧誘
  • 投資家や著名人を装った金融商品の宣伝
  • サクラによる投稿

投資詐欺グループは多数存在しますが、同じ手口を使用する傾向があります。投資詐欺の手口を把握し、怪しいLINEグループに騙されないようにしましょう。

 

投資レクチャーへの勧誘

LINEグループを悪用した投資詐欺の手口にはレクチャーへの勧誘があります。ターゲットはLINEグループに参加していると名乗る人物から、個人メッセージで「投資レクチャーに参加するほうが良い」と勧誘を受けます。

投資レクチャーへ参加してもほとんど内容がなく、自身で稼げるようにはならないでしょう。詐欺師の狙いはレクチャー参加者を投資へ誘導することです。LINEグループ内で「先生」と呼ばれる人物がレクチャーの講師を務め、投資の重要性や成功例を伝えてきます。

先生と呼ばれる人物は投資の専門家ではなく、詐欺グループのメンバーです。安易に信用しないようにしましょう。LINEグループで投資レクチャーへ勧誘してくる相手は、詐欺師の可能性が高いため注意が必要です。

 

投資家や著名人を装った金融商品の宣伝

投資家や著名人を装った金融商品の宣伝も、LINEグループを悪用した投資詐欺の手口です。詐欺師は顔が見えない環境をいいことに、投資家や著名人になりすまして金融商品を宣伝します。

商品を宣伝している人物が投資家や著名人であれば、つい信じてしまう方も多いでしょう。詐欺師は投資家や著名人を装うことでターゲットの信頼を獲得し、詐欺の成功率を高める狙いです。

投資家や著名人がLINEを使用して一般人に商品を宣伝するとは考えにくいですが、詐欺師は巧妙な言い回しでターゲットに近づき信じこませます。

投資家や著名人を名乗っている場合でも、LINEでの投資勧誘は詐欺を疑いましょう。

 

サクラによる投稿

LINEグループを悪用した投資詐欺の手口にはサクラによる投稿があります。見知らぬ相手によって追加されたLINEグループには100名ほどいる場合もあり、なかには詐欺師の仲間であるサクラが紛れ込んでいます。

LINEグループで「投資で〇〇万儲かった」「FXで儲かったお金で車を買った」といった投稿があっても、サクラによる嘘の話である可能性が高いでしょう。詐欺グループは複数人で「投資で儲かった」という投稿をすることで、信ぴょう性を高めターゲットを騙そうとしています。

知らない方が多くいるLINEグループで投資の成功話が投稿されている場合は、詐欺師集団による手口の可能性が高いため注意しましょう。

LINEグループ投資詐欺を避ける方法

LINEグループ投資詐欺を避ける方法

LINEグループ投資詐欺を避ける方法は、以下のとおりです。

  • 怪しいLINEグループの退会・通報
  • 知らない人からのトーク・グループ招待拒否
  • 「絶対に儲かる」と謳う投資勧誘に乗らない

LINEグループを悪用した投資詐欺は、設定を一度変更すると被害を防げる可能性が高まります。投資に興味がなくても詐欺被害に巻き込まれるケースがあるため、他人事と思わずに対策しましょう。

 

怪しいLINEグループの退会・通報

投資詐欺を避ける方法は、怪しいLINEグループの退会と通報です。見知らぬ相手からLINEグループに招待された場合は、迅速に退会すると被害に遭わずに済みます。

一度退会してもしつこくグループへ招待してくる相手は、通報してLINEの運営会社に対処してもらうと良いでしょう。退会や通報をあと回しにしていると、詐欺師の策略にハマる可能性があり危険です。

知らない人物から招待されたLINEグループで魅力的なトークが展開されていても、興味を持たずに退会することを推奨します。

 

知らない人からのトーク・グループ招待拒否

LINEの設定で知らない人からのトーク・グループ招待を拒否すると、投資詐欺の被害を避けられます。

設定手順は、以下のとおりです。

  1. ホーム画面右上の「設定(歯車マーク)」をタップする
  2. 設定内の「プライバシー管理」へ進む
  3. 「メッセージ受信拒否」をオンにする

設定の所要時間は数分のため、あと回しにせず変更することを推奨します。設定一つでLINEグループを悪用した詐欺に遭う可能性を下げられます。

 

「絶対に儲かる」と謳う投資勧誘に乗らない

LINEグループ投資詐欺を避ける方法は、「絶対に儲かる」と謳う勧誘に乗らないことです。投資詐欺グループがターゲットを勧誘する際の常套句が「絶対に儲かる」です。

投資は株価や金融商品の価値が変動するため、損するリスクが常につきまといます。正式な投資業者であれば、企業の信用問題や消費者とのトラブルになるような勧誘文句は使用しないでしょう。しかし、詐欺師の目的はターゲットからお金を騙し取ることであり、相手からの信用は関係ありません。

「絶対に儲かる」と投資へ勧誘してくる相手は、詐欺師の可能性が高いため無視しましょう。

 

LINEグループ投資詐欺に遭った際の対処

LINEグループ投資詐欺に遭った際の対処

LINEグループ投資詐欺に遭った際の対処は、以下の2つです。

  • 相手のアカウント情報やトーク履歴の保存
  • 二次被害の防止

投資への興味の有無にかかわらず、LINEを使用している方は詐欺に遭った際の対処法を理解しておきましょう。

実際にLINEグループ投資詐欺に遭った際は、対処法を参考に被害回復を目指すことを推奨します。

 

相手のアカウント情報やトーク履歴の保存

LINEグループ投資詐欺に遭った際は、相手のアカウント情報やトーク履歴を保存してください。投資詐欺グループからお金を取り戻す場合、相手の情報や被害の証拠が必要となります。

LINEのアカウント情報やトーク履歴は訴訟や告訴の際に証拠として提出でき、返金の可能性を高められるでしょう。情報や証拠がまったくなければ投資詐欺被害が裁判所や警察に認められず、返金に繋がらないケースもあります。

相手のアカウント情報やトーク履歴は、詐欺師によって隠蔽されることを防ぐためにスクリーンショットで保存しましょう。

 

二次被害の防止

LINEグループ投資詐欺に遭った方は、二次被害の防止に努める必要があります。二次被害とは、詐欺に遭った方に「被害金を取り戻す」と言って近づき、手数料や契約金として資産を騙し取る手口です。

詐欺師は被害に遭った方が混乱している状況を狙い、巧妙な手口でさらにお金を奪おうとします。

投資詐欺を放置すると新たな手口のターゲットとなる可能性が高まり、非常に危険です。二次被害を防止するには、信頼できる相談機関へ自身で出向くことが有効です。

詐欺に気づいた際は極力早く相談機関を頼り、二次被害の防止に繋げましょう。

 

LINEグループ投資詐欺被害の相談先

LINEグループ投資詐欺被害の相談先

LINEグループ投資詐欺被害の相談先は、以下のとおりです。

  • 警察
  • 弁護士

機関によって対応可能な範囲が異なるため、自身の望む被害回復方法に合わせた相談先を選びましょう。警察や弁護士には守秘義務があり、詐欺に遭った事実や被害内容が第三者に漏れることはなく安心して頼れます。

 

警察

LINEグループ投資詐欺の被害は警察へ相談できます。警察は、刑事事件として詐欺師を捜査し問題を解決してくれる機関です。

警察に逮捕された詐欺師は、起訴や刑罰を恐れて示談を申し込んでくるケースが多くあります。詐欺師との示談によって被害金を取り返せる可能性が高まるでしょう。

警察は刑事事件でないと関与できない「民事不介入の原則」があるため、詐欺の証拠や情報の提出が重要です。投資詐欺の被害に気づいた際は、証拠と詐欺師に関する情報を持って警察へ相談しましょう。

 

弁護士

LINEグループ投資詐欺の被害は弁護士への相談がおすすめです。投資詐欺の被害回復にはさまざまな複雑な手続きが必要となり、精神的にも時間的にも負担がかかります。

弁護士は法律のプロとして、投資詐欺の被害回復に必要な手続きを代行できます。返金請求手続きを弁護士に代行してもらうことで、迅速な被害回復が期待でき負担を軽減できるでしょう。

弁護士は、投資詐欺の被害回復に必要な証拠の集め方や返金の可能性についても助言してくれます。LINEグループ投資詐欺に騙された方は、極力早く弁護士へ相談すると良いでしょう。

 

LINEグループ投資詐欺被害は当事務所へ

LINEグループ投資詐欺被害は当事務所へ

LINEグループ投資詐欺被害は、ぜひ一度当事務所へご相談ください。

当事務所は、LINEグループを使用した投資詐欺をはじめ、高額被害の解決実績が豊富にあります。二次被害の危険性がともなう投資詐欺は、弁護士のノウハウと経験にもとづき迅速に対処することが重要です。当事務所の経験とノウハウにより、被害を最小限に留め返金の可能性を高められます。

当事務所の無料オンライン相談を活用すると、投資詐欺の早期解決を目指せます。LINEグループ投資詐欺の被害でお困りの方は、当事務所の無料相談をご活用ください。